熱帯魚の飼い方教室 P4
★いよいよお魚を入れます!!

水を3日間回しましたか?

  1. お魚を入れる バクテリアの繁殖のために...

    本命を入れる前に、『体力があって・安くて・本命のお魚と混泳できる』お魚を少し入れます。
    (例:最終的にブラック・ファントムとプリステラを飼いたい→60cm水槽なら、ネオンテトラのLサイズを10匹程度)

    お魚を入れる手順

    1. 買ってきたお魚は通常、ビニール袋に水と酸素といっしょに入っています。
    2. ビニール袋を開けずに、水槽に浮かべて30分ほど待ちます。(温度をゆっくり合わせます:冬場はもう少し長めに)


    3. ビニール袋を開ける。
    4. 袋の中の水と水槽の水を1/4程度交換します。(魚は出さないように)
    5. 袋を浮かべたまま、また30分程度待ちます。
    6. dとeをもう一度繰り返します。
    7. 袋を完全に水槽に沈め、お魚が勝手に袋から出られるようにしておきます。


    8. またまた30分待ってお魚がまだ袋から出ていなければ、袋を上げてお魚を出してあげましょう。
      (勝手に出るまで待っていてあげても良いでしょう)

    −餌はお魚を入れて1,2日後位から午前中に少しだけあげます−

      (上の例だと、耳かき1/2杯位)

    Q.なぜすぐに餌をあげないの?
    A. 環境の違うところに入れられたお魚は少しびっくりしていて、その日に餌を与えてしまっても食べない場合があり、水が汚れやすくなってしまいます。
    初心者は餌を与えすぎる傾向がありますので、注意してください。
     ほとんどのお魚は1週間位の絶食は大丈夫です。これもお魚を買ったお店に相談しましょう。

    −この状態で2週間続けて下さい(餌は少なめに)−
     (その間にお魚の調子を見て、調子が悪かったら買ったお店に相談しましょう)

    Q.なぜ2週間?
    A.汚れを分解してくれるバクテリアは、お魚を入れてから繁殖をはじめます。
    お魚を入れてから約1週間後をピークに汚れが増え、その後バクテリアががんばりだして汚れは減ってゆき、2週間後くらいに安定する場合がほとんどです。
    バクテリアが繁殖する前に(餌の与えすぎ等で)水が汚れると、バクテリアは繁殖できなくなってしまいます。

  2. お魚を増やす

    2週間待ちましたか?
    お魚の状態は良いですか?

    • 2週間以上待った後に水が淀んでおらず、お魚が元気であればバクテリアが定着しているでしょう。
      できれば亜硝酸濃度を測ってみましょう。(この状態を「水ができた」と言います)
    • 水ができたら、本命のお魚を少しづつ入れてあげましょう。一度にたくさん増やさない方が良いでしょう。
      (先ほどの例なら、5匹づつを2週間間隔程度で)
    • お魚を増やしたら、やはり餌は2日後位からあげるようにしましょう。
    • お魚を追加した日から2週間後くらいから、だんだん餌を増やしてあげましょう。