熱帯魚の飼い方教室 P5
★日常の世話と定期的なメンテナンス

  1. 蛍光灯のオン/オフ

     お魚や水草にも昼と夜が必要です。蛍光灯を点けている時間は大体7〜8時間で、大体「夕方に点けて−寝る前に消す」が良いでしょう。
     とはいえ、「学校や仕事でちょうどいい時間は無理」という方が多いと思います。このような場合はタイマーを付けることをお勧めしますが、大抵はあまり気にせずに「朝は出来るだけ遅く点けて−夜は出来るだけ早く消す」くらいの気持ちでいれば大丈夫です。

  2. 餌やり

     餌はあげすぎないようにするのがコツです。一日に1〜3回ほどあげます。
     1日に与える大まかな目安としては、飼っているお魚の"おでこ"の大きさの量です。(大まかと言いつつ微妙ですね。ごめんなさい)

  3. コケ取り

     水槽にコケがついたら、スクレーパーなどでこしとります。剥がれたコケはそのままでも大抵は大丈夫ですが、出来れば取り除きましょう。

  4. 水替え

     目安として1ヶ月に1度、1/3〜1/4の水を取り替えます。お魚をびっくりさせないように静かにやりましょう。

    水替えの手順

    1. PHをチェックする。
    2. 温度をチェックする。
    3. 新しい水を作ります。
      • バケツ等に水(水道水等)を貯めて1日置いたものか、カルキ抜き用の調整剤を入れたものを用意します。
      • お湯を入れて、水槽の水の温度と合わせます。
      • PHを水槽の水と合わせます。
    4. ろ過器の電源を切る。
    5. 水槽の水の1/3〜1/4を抜きます。
    6. 先ほど作った新しい水を静かに水槽に入れます。
    7. ろ過機の電源を入れる。

  5. フィルターの掃除

     ろ過器の中のろ過材が目詰まり(ドロドロ)していた場合は軽く洗います。汚れを半分落とすくらいが良いでしょう。

    −洗う水は水槽の水を少し取り出して使うことをお勧めします−

    Q.なぜ水槽の水で軽く洗うの?
    A.水道水で綺麗に洗ってしまうと、せっかく繁殖したバクテリアを全て殺してしまうことになります。

  6. 砂利の掃除

     アフリカンシクリッド等の水の濁りに弱い魚を飼っている場合を除いて、投げ込み式のろ過装置を入れてから、軽く砂利をかき回します。

ここまで読んで理解すれば、もう貴方は中堅の飼育者です
自信を持って色々な魚種に挑戦してみて下さい