熱帯魚の飼い方教室 P3
★水槽のセッティング

これから先は、一般的な上部式フィルターでのセッティングについて説明します。
  1. 設置場所を決める

    水槽に水を入れてしまうと非常に重くなり、後で移動するのは大変で危険ですので設置場所は慎重に決めましょう。

  2. 水槽をセットする



    水槽は一度洗ってからバックスクリーンを貼って、
    しっかりした台に置きます。

  3. ろ過器の準備

    ろ過器にろ材(砂利やスポンジ)を入れて準備します。

  4. 砂利を敷く


    砂利を入れないほうが良い場合もありますが、通常は入れます。


  5. レイアウト(先に水をいれてもかまいません)

    流木や岩、模型などを配置します。


  6. 水を入れる

    水槽に水を入れます。


  7. ろ過器やヒーター等の器具を始動

    フィルターやヒーターをセットして電源を入れましょう。


    −この後1日待ちましょう−

    Q.なぜ1日待つの?
    A.まだ温度も安定していませんし、この時点でPHを調節しても水道水に含まれる二酸化炭素が抜けていくので、翌日にはPHが上がってしまうことがあるからです。

  8. 水質を整える

    1日待ちましたか?

    温度の調節

    PHの調節

     お魚によって好みのPHや飼育できるPHが異なります。
     例えばネオンテトラなどのほとんどが弱酸性(PH6.5程度)を好みますし、グッピーやアフリカンシクリッドの多くは弱アルカリ性(PH7.5程度)を好みます。
     また、それらの組み合わせ飼育時(混泳時)には中性(PH7.0近辺)にしたり、弱酸性を好む魚でも弱アルカリ性で飼育可能であったり、混泳できないものもあります。
     こように複雑なので、お魚を買うときにお店に尋ねるほうが良いと思います。


    −この状態で3日間水を回してください−

    Q.なぜ3日間水を回すの?
    A.3日間ほど水を回すと、汚れを分解するバクテリアが繁殖しやすい環境が出来上がります。
    (水を回す:フィルターやヒーターを動かし、蛍光灯も魚を飼っているものとして決まった時間に入り切りする)