熱帯魚の飼い方教室 P1
★飼育器具を揃えましょう

飼育器具を揃えましょう。詳しいことは近所の専門店の店員さんに質問しましょう。
最低限必要な器具
水槽
 ガラス、アクリル、オールインワンタイプ(フィルターから蛍光灯まで一式そろっているもの)があり、形・サイズもさまざまです。
 サイズは大きいほうが水質、温度の急激な変化が起きにくく、安定しています。ただし広すぎる水槽にお魚を入れると、餌や雌を追いにくくなったり、都合のわるい場合もあるので、飼いたいお魚や数に見合ったものを選びましょう。
蓋(ふた)
 お魚の飛び出しを防止するのに必要です。
 蛍光灯を上に載せる場合、樹脂製だと熱で溶けてしまうのでガラス製の物を使いましょう。
フィルター
(ろ過器とポンプ)

上部式


底面式


外部式


投げ込み式

 水の汚れを分解してくれるバクテリアに、活動する場を与えます。
 色々な種類のから、特性や予算にあわせて選びましょう。

上部式
 水槽サイズに合った規格品を使えば見た目もスマートで掃除も楽ですが、二酸化炭素を発散させてしまうので水草がメインの水槽には不向きです。(二酸化炭素を発散させにくくするキットなどがあれば大丈夫です)

底面式
 ろ過面積が広いので優れていますが、掃除が必要になった場合はレイアウトを全て壊さなければなりません。エアポンプや砂利が必要ですが、モーター付もあります。

外部式
 密閉式で二酸化炭素を発散しないので、水草がメインの水槽向きです。また、水槽内に入れる器材が少ないのでレイアウトの邪魔になりにくい利点もあり、比較的静かです。ただし、外部に置くので設置面積が広くなってしまいます。

その他
 上記の他にもスポンジフィルターや投げ込み式などがあります。

ヒーター
サーモスタット
 熱帯魚と呼ばれるだけあって"熱帯"に住んでいたお魚たちは、日本の春・秋・冬の寒さには耐えられません。夏でも夜に冷えることもあるので、ヒーターとサーモスタット(温度検知器:温度を検知して、ヒーターの入切を制御します)で安定した水温を保ってあげましょう。
 水槽の大きさで必要なヒーターの大きさ(W:ワット)も変わります。
 温度調節機能付のものをお勧めします。
蛍光灯
 観賞のためにも必要ですが、お魚に対する昼・夜の制御をしてあげます。
 お魚が綺麗に見えるものや、水草が欲しがる光を出してくれるものもあります。
水温計
温度調節機能付のヒーターでも、調節つまみの温度は正確ではありません。水温計できちんと測りましょう。